さみしい夜にはペンを持て(古賀史健)| かんたんな紹介と感想
忙しい日々の中、少ない読書時間でどの本を読むべきか、なかなか決められずに悩んでいませんか?この記事では、20秒ほどで古賀史健著「さみしい夜にはペンを持て」の紹介と感想が読めます。ぜひ本選びの参考にしてくださいね。
オススメな方
- 楽しく読書をしながら、読書感想文・作文・日記の書き方を学びたい方(おこさん)
- ブログや日記を書き続けることに行き詰まりを感じている方
- 絵本のような挿絵に癒されながら、自分を好きになる方法を知りたい方
かんたんな紹介
海を舞台に、海に住むいきものを擬人化。
悩みを抱える中学3年生のタコジロー。最悪だったタコジローの毎日を救った、10日あまりの出来事。
公園の片隅で偶然出会ったヤドカリのおじさんが教えてくれた、永遠みたいなひとりの夜の過ごし方をとおして、自分と向き合い、本当に自分が求めているものは何かを知っていく。
読んだ理由
本屋さんで本探しをしていたら、ステキな表紙絵が目に留まり、いわゆるジャケ買い。
軽い動機だったが、ジャケ買いが成功したパターンとなった。
心に響いた一節
『先生たちが立ち上がり、保護者席のおとなたちも立ち上がり、いっせいに拍手してくれた』
(『』内、作品より引用。)
特徴のないありきたりな文章だが、ここに至るまでの経緯を知ると号泣するしかない。
感想
正直、手に取ったときは表紙絵がステキではあるものの、夏休みの子供向けに読書感想文の書き方をわかりやすく登場人物を海のいきものたちにして解説している本かな、という印象だった。しかし実際に読んでみると、読みやすいのは想像どおりでありながら、内容は大人の心にも響き感動するし、文章に対する向き合い方は非常に参考になった。
悩みを抱えているおこさんをお持ちの方は、特に感動されるのではないだろうか。
きっとあなたも、読み終わると日記を書きたくなるはず。
まったく日記に興味のない私も、こんなにいいことがあるならぜひ書きたい!という衝動にかられた。読み終わった時間が深夜2時だったので即実行はあきらめたが、これを投稿したら日記帳を買いに行く。
おこさんにも読むことをオススメしたい。小学生以上であれば読めるだろう。