成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)| かんたんな紹介と感想

成瀬は天下を取りにいく

忙しい日々の中、少ない読書時間でどの本を読むべきか、なかなか決められずに悩んでいませんか?この記事では、20秒ほどで宮島未奈著「成瀬は天下を取りにいく」の紹介と感想が読めます。ぜひ本選びの参考にしてくださいね。

オススメな方

  • これまでにない主人公に合ってみたい方
  • 目標達成を求められがちで周りに合わせてやりたくないことばかりをやっている方
  • どうすれば人生を楽しくできるか知りたい方

かんたんな紹介

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
中2の夏休み、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
新潮社主催新人賞で史上初の三冠に輝いた、圧巻のデビュー作!
(上記出展元:作品帯に記載されている出版社による紹介文)

読んだ理由

本屋大賞受賞作を読んでみたかったのが一番の理由。
それがきっかけで手に取ったが、それ含めて14冠にもおよぶ数々の賞を受賞している作品とわかり、また表紙絵も好みだったのでそのままレジへ笑

心に響いた一節

『たとえ目標に届かなくても成瀬は落ち込まない。成瀬が言うには、大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になるという。』こんな風に飄々と、肩ひじ張らずマイペースにいろんなことへ挑戦し、目標達成よりもチャレンジそのものを楽しめたら、多くの経験を蓄積した結果、ひとつと言わず多くを達成できそうだと感じた。

(『』内、作品より引用。)

感想

正直こんなに楽しめるとは思っていなかった。

成瀬はこれまでに現実でも書籍の世界でも、テレビドラマ、映画の世界でも合ったことがない、かなりユニークなキャラで、大ファンになった。世間に流されることなく、自分の軸で生きてもいいんだ、逆にそのほうが楽しいに違いない。今からでも自分もそうしたい!と思わせてくれた成瀬に感謝。

「毎日西武に通う」「期末テストで五百点満点を取る」「二百歳まで生きる」「大津にデパートを作る」「お笑いの頂点をめざす」、完璧に達成することができなくても目標に限りなく近づくだけでも成長できるし、続けていれば経験の積み上げで最後のほうは自然と多くを達成できるのではないか。

自分を含め、目標達成を求められがちで周りに合わせてやりたくないことばかりをやっている人は元気をもらえるはず。

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