世界でいちばん透きとおった物語(杉井光)| かんたんな紹介と感想

世界でいちばん透きとおった物語

忙しい日々の中、少ない読書時間でどの本を読むべきか、なかなか決められずに悩んでいませんか?この記事では、20秒ほどで杉井光著「世界でいちばん透きとおった物語」の紹介と感想が読めます。ぜひ本選びの参考にしてくださいね。

オススメな方

  • 本書の隠された予測不能な仕掛けを探し当てたい方
  • 柔らかいミステリーを楽しみたい方
  • 軽めに脳トレを味わいつつ、最後には愛情に包まれたい方

かんたんな紹介

衝撃のラストにあなたの見る世界は『透きとおる』。

大御所ミステリー作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。

「親父が『世界で一番透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが・・・・・・。

予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

(上記出展元:作品裏表紙に記載されている出版社の紹介文)

読んだ理由

裏表紙の紹介文を読んで、表紙絵やタイトルの雰囲気と少し違った意外性を感じたのと、長すぎないミステリーが読みたいなと思っていたのでチョイス。

心に響いた一節

『「宮内先生が課したルールは、もっとずっと厳しいものでした。執筆法を根本から変える必要があるほどの」』
あー、やっぱり遺稿の目的はそこなんだな、と答え合わせできた瞬間だった。
目的は見えたが、普通では終わらず最後にものすごい体験ができることに、この一節を読んだ時点では気づいていなかった。

(『』内、作品より引用。)

感想

これは本当に予測不能!もっと話題になってもいいのでは?とすら思う。

後半、なんとなく話の結果は見えた気がしたし、遺稿の目的は予想どおりで、話の展開はおもしろいと感じつつも、少しがっかり感もあった。
ところがどっこい、最後まで読み終わったとき、ものすごい仕掛けに気づいてしまった。

これはもっといろんな人に知ってもらいたい、でもその部分をそのまま伝えるとネタバレにしかならないからアピールできないもどかしさ。
細かい説明ができないから、ぜひ読んでみて欲しい。

必ず、これまでに経験したことのない驚きに出会えるに違いない!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA